警察官になれる人となれない人の違い。元警察官が7年間の警察人生を元に解説します。

年々と志望者数が減少している警察官ですが、それでもまだ人気職業ランキングでは上位に位置しています。

そんな警察官ですが、実は採用試験を受ける前から受かる人間と落ちる人間ってある程度決まっているんです。

当然受かった後に警察学校で落とされたり卒業後に退職する私のような人間もいます。

そこで今回は、
✔︎警察官になれる人となれない人の違い
について、解説します。

目次

警察官になれる人の特徴

そもそも警察官になる為には警察官採用試験に合格する必要があります。

倍率もそこそこ高くて、大体5人に一人しか受からない狭き門です。

その中から警察官として適正のある人間だけが受かる訳ですが、この適正の判断というのは採用担当者しか分かりません。

ですが、私自身7年間警察官として仕事をしてきていますので、どのような人間が警察組織に入ってくるのかはこの目で見て来ています。

そこで以下では、警察官になれる人の特徴を具体的に何点かご紹介します。

人と話す時にオドオドしていない人

これは面接時に見抜かれてしまうんですが、人と話す時にオドオドしてしまう人が落とされてしまう可能性が高いです。

警察官の仕事って自分達に対して嫌悪感を持っていたり敵対心を持っている人間を相手にしてコミュニケーションの能力だけで取り込む必要があります。

そんな中、対人恐怖症の人間が務まると思いますか

答えはNOです

そんな覇気の無い人間がヤクザ相手に萎縮せず堂々とした対応を取れる訳ありません。

特に繁華街で勤務すると、反社的な人間が威圧的な態度で歯向かってくる事があります。

そんな中、ビビり散らかしている警察官って実際いましたけど邪魔でしか無いです。

加えてこれは私の経験則ですが、ビビり症の人って克服するの中々難しいです。

メンタルの強さってその人が歩んできた人生によって構成されたものですので、それを改善するのはほぼ不可能です。

ですので、面接時に面接官からの質問に対してオドオドしてしまうような人は高確率で落とされます

スポーツ系の部活で成績を残している人

どこまで行っても警察は体育会系組織です。

加えて犯罪者を制圧しなければならない状況が必ずと言っていいほどやってくる仕事です。

そんな中、スポーツ経験が全く無いようなひ弱な人間がいるとはっきり言って邪魔でしか無いです。

その点格闘技のみならずスポーツで成績を残しているような人は少なくとも動ける身体が出来上がっています。

結果、警察学校生活で徹底的に柔剣道や逮捕術をやり込めば一般人を制圧出来るだけの戦闘能力が身につく訳です。

ちなみに私自身は小中高と空手をやっていたので、この経験が採用試験合格に繋がったんだと勝手に自己分析しています。

一次試験に合格できる程度の頭脳がある人

こんな事言ったら一次試験で落ちてしまった人に申し訳ありませんが、警察官採用試験の一時試験なんて他の公務員採用試験と比べて難易度は圧倒的に低いです。

学生時代に全くと言って良い程勉強して来なかった私でさえ合格出来た位です。

ですが、中には一次試験すら突破できない人がいます。

恐らくこの人達はそもそも勉強すらしていないです

「十分やった」と言えるほどの自信があるなら必ず受かります。

落ちてしまったという事は、努力の数が足りないだけです。

警察官になる明確な理由がある人

当たり前ですが、警察官になる明確な志望動機が確立されていない人は落とされます

都道府県警によって異なりますが、少なくとも志望動機は面接官から必ず聞かれますし、論文の命題が志望動機の場合もあります。

ここがスカスカの薄い内容であれば、
「こいつ本当に警察官になりたいんか?」
と疑われます。

ですので、本当に警察官になりたいのなら嘘でも良いので一貫した志望動機を持っておいた方が良いです。

何故嘘でも良いのかというと、実際私自身面接時に回答した志望動機が本音では無かったからです。

当時はあまり考えないようにしていましたが、本音を申し上げると安定していて世間体が良いから警察官になったんです。

でもそれをそのまま面接時に話したら100%落とされるので、自分なりに超警察官になりたい人間が定めるであろう志望動機を自己暗示していました。

それでも実際私は警察官採用試験に合格しています

ですのでこれから警察官採用試験を受けようとしている皆さんも、嘘でも良いので一貫した志望動機を持つ事をオススメします。

私が思う警察官になるべきじゃ無い人

ある程度学生時代に運動部で成績を残していて一次試験さえ突破してしまえば警察官になる事自体は可能です。

現に、私は偽りの志望動機で採用試験を突破していますから。

ですが、曖昧な理由で警察官になると後悔する人が私を含め一定数います。

そこで次は、私が思う警察官になるべきじゃ無い人についてご紹介します。

「公務員だから」という動機

私もこの一人でしたが、「安定しているから」とか「周りからチヤホヤされるから」という動機で警察官になるのだけは本当に辞めた方がいいです。

それで務まるほど警察の仕事は甘く無いです

採用担当者のリクルート活動では、
「刑事課や交通課等、自分に合った課を選択出来る」
「休日が確保できる」
とメリットしか教えてくれません。

これは警察のみならずどの企業でも同じですが、デメリットを教えてくれない企業なんて信用してはいけません

私は二度転職しているのでその経験から分かったんですが、そもそも就職先選びをメリットだけで判断したら確実に後悔します。

その点、「公務員だから」というメリットのみに惚れて警察官になってしまうと良くある理想と現実のギャップにやられます。

ですので、もしこの記事を読まれている方で「公務員だから警察官になりたい」と甘い考えをお持ちの方がいたら、悪いことは言わないので辞めた方が良いと私はアドバイスしておきます

警察官になってからやりたい事が明確じゃ無い人

これに関しても警察に限った事ではありませんが、就職した先で自分自身が実現したい将来が明確じゃ無い人は高確率で後悔します

何故かと言うと、仕事は甘く無いからです。

好きな仕事であってもその中でやりたく無い業務は必ずありますし、そもそも好きでもなんでも無い仕事なら給料を貰う為に嫌な業務だけをやり続けなければならないです。

恐らく日本の労働者の殆どが現状このタイプだと私は勝手に思っています。

ですが、人生一度きりです。

どうせなら就職した会社で何らかの目標を掲げてそれを達成する充実した社会人生活の方が楽しいと思いませんか?

その点、私はぶっちゃけ警察官として成し遂げたい目標は無く、ただ与えられた業務をやるだけの日々になっていました。

そうなると、「俺何でこの仕事やってんの?」と思うようになります。

加えて警察の仕事ってかなり特殊で身体的にも精神的にも削られます。

そんな中、組織内でやりたい事も特に決まっていなくて盲目的に働いていたらいずれこの仕事がつまらないと感じる日が必ずやってきます。

ですので、本当に警察官になりたいんだったら、組織に入ってから自分が達成したい目標を定めておく事をオススメします。

警察組織にパワハラが無いと思っている人

単刀直入に申し上げますが、警察組織にもパワハラはあります

昔の話なんかでは無く現在も確実です。

何故かと言うと、従業員が沢山いる会社だからです。

今まで歩んできた人生や価値観、思想が異なる人間が一つの場所で業務を行う訳ですから、排除したい人間は必ず生まれます。

加えて警察官も人間ですので、排除したい人間に対してパワハラをやってしまうアホもいる訳です

あとこんな事言ったら非難されるかもしれないですが、仕事が出来ない人間は悲しい事に警察組織のみならずどの会社でも必ず標的にされます。

それが良いのか悪いのかは一旦置いて、普通に考えて業務が停滞してしまう人間が組織にいると迷惑ですよね?

結果、そういった人間をパワハラやイジメで制圧しようとする人間が一定数いるのが現状です。

ですので、私は警察組織からパワハラは絶対無くならないと思っています

上司からの指示に従えない人

稀に、変なプライドが邪魔して上司からの指示を素直に従えない人間が存在します。

実際私が所属していた警察署にもいました。

こういう人間は、「自分の考えが圧倒的正解だ」と信じ込んでいるので他人の言葉に耳を傾ける事はありません。

別に間違った指示を全て受け入れろとは言いません。

現に鹿児島県警の本部長からの指示をそのまま部下が履行した不祥事があった事を皆さん覚えていると思います。

このように、警察組織では立場が上の人間からの指示を拒否できない風潮があるのでその点は改善した方が良いと思います。

しかし、上司の指示全てが間違っている訳ではありません。

ましてや警察の仕事ってチーム一丸となって一人の犯人を検挙まで持っていく事ですので、捜査員の一人が自分勝手な行動を取れば捜査自体が失敗します。

そんな人間に仕事を任せられないですよね。

私もどちらかと言うと上司から叱責されたらイライラするようなタイプでしたので人の事言えませんが、少なくとも指示された事は忠実に従っていました。

それが出来ない人間は警察官になれたとしても必ず苦労します。

まとめ

今回は、
✔︎警察官になれる人となれない人の違い
について説明しました。

ただ「安定しているから」という理由だけで警察官になれたとしても、辛い事が重なると間違いなく辞めたくなります。

先ほどもお伝えしましたが、警察のみならず就職先の選定において重要なのは、デメリットを加味する事と選んだ会社で何をしたいか明確にする事だと私は思います。

この二つを知っておけば、合格していざ勤務を開始した際に嫌な事があったとしても耐えられます。

私の場合、これらを疎かにしていたので不祥事を起こしたわけでも無いのに依願退職する事になりました。

中には「仕事だから」と割り切って嫌々ながら警察官を続けている人もいます。

でも一回きりの人生ですから、どうせなら楽しいと思える仕事を生涯全うした方が死んだ時に後悔しないのかなと私は思います。

ですので、これから警察官になりたいと考えている方は、この記事を参考にしていただけると幸いです。

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この記事を書いた人

元警察官。警察組織の内情や、
理不尽な労働環境で消耗しないための考え方を発信しています。

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