警察官がコンビニに行く事の何がいけないの?

最近、警察官がコンビニで買い物をする事に対して批判的なコメントが見受けられます。

その上で、一言言わせてください。

警察官が仕事中にコンビニに行く事の何がいけないの?


そもそもですが、公務員であろうと職務中にコンビニで買い物をしてはいけないなんていう規則はありません。

ですので、職務規程上も禁止されていない訳です。

そこで今回の記事では、
✔︎警察官がコンビニで買い物する理由
✔︎警察官がコンビニで買い物をする妥当性
について、元警察官の私が解説します。

目次

警察官がコンビニで買い物をする理由

私も長い事地域警察官やっていたので、コンビニで買い物をする気持ちは分かります。

というか何度も勤務中に私自身買い物した経験があります。

以下では、何故警察官がわざわざコンビニで買い物をするのか、その理由について経験則からお話しします。

熱中症対策

まず最初に紹介するのが、熱中症対策です。

特に制服のお巡りさんは夏でもクソ重い耐刃防護衣と拳銃や警棒を携帯して勤務しなければなりません。

そう、クソ暑いんです

勿論それを見越して勤務開始前にある程度水分は準備しています。

ですが、灼熱の中長時間交通整理に従事したり、交番に帰ってくる暇が無い程忙しい時なんかはあっという間に飲み物が枯渇します。

そんな時利用するのがコンビニです。

コンビニで売っている飲料水は有難い事にキンキンに冷えているので、常に熱中症一歩手前の状況で仕事をしている交番のお巡りさんからすれば天国のような場所です。

にも関わらず、
「警察官が勤務中にコンビニ行くなよ」
と残酷な非難をしている皆様。

私達に熱中症になって倒れろと言うつもりですか?

防犯効果

制服姿でコンビニに入る事は間違いなく防犯効果があります

もし自分が万引きや強盗をしようとしているコンビニに警察官が頻繁に出入りしているのを見たら、別の店舗で犯行に及ぼうと思いませんか?

だからこそ、コンビニ側からしても警察官が買い物に来てくれる事は願ったり叶ったりなんです。

当然、買い物をしている側の警察官は防犯の為と思って買い物をしている訳ではありません。

先ほど説明した通り飲料水を購入する為であったりお菓子を買う為にコンビニを利用しています。

ですが、それが結果として防犯対策につながっているんです。

もうこの時点で、警察官がコンビニを利用する十分な理由になっていると私は思います

忙しすぎる

警察官時代に想像力の乏しいアホな一般人から、

お前ら楽な仕事でいいな!

と言われる事がたまにありました。

ですが、現実は違います

確かに田舎で事案数の少ない地域で働いている警察官は暇かもしれません。

私は当時、繁華街の交番で勤務していて、時には勤務開始から夜まで一切休憩を取る事無く勤務に従事しなければならない事もありました。

当然ですが、そんな状況でまともに食事なんか取れません。

用意していた弁当を交番に取りに戻る事さえ出来ないんです

そんな時、私はよくコンビニを利用していました。

そりゃ警察官も人間ですので、長時間働き続けていたら腹が減りますし、喉も渇きます。

にも関わらず、「警察官はコンビニ使うな」と言っている頭のおかしい連中には正直腹が立ちます。

「じゃあお前ら朝から晩まで何も食わずに仕事出来るか?」
と言いたい位です。

「警察官はコンビニに行くな」と言われる理由

ここまで、警察官が勤務中にコンビニで買い物をする基本的な事情についてお話ししました。

そもそもですが、公務員だからという理由だけでコンビニに行くなというのは暴論すぎると私は思います。

とは言っても非難的な意見がある事は事実。

そこで次は、何故警察官がコンビニで買い物をする事に批判的な意見が生まれるのか

その理由についてお話しします。

サボっているんじゃ無いの?

これが圧倒的多数の意見です。

先ほども説明した通り、警察官がコンビニで買い物をするのはサボっているからではありません。
・熱中症予防
・忙しすぎて交番や警察署に戻れない
・防犯対策

の為です。

ですので、サボる為にコンビニで買い物をしている訳じゃありません

恐らく、社会人であれば休憩時間中にコンビニどころか飲食店でランチをする事もあると思います。

そっちの方が断然サボっていると言えるのでは無いでしょうか?

せめて着替えてからコンビニ行けよ

制服姿でコンビニに行く事で防犯効果があるのは先ほど申し上げた通りです。

にも関わらず、何故わざわざ着替えなければならないのでしょうか?

何故警察官という身分を隠して買い物をしなければならないのでしょうか?

そんな必要全くありません。

食べ物や飲み物を準備しとけよ

これに関しても先ほど説明した通りです。

当然準備しています。

準備していますけど、業務の特性上決まった時間に休憩を取れない事もあるんです

そんな時は止むを得ずコンビニで買い物をせざるを得ないのも理解して欲しいところです。

もし休憩も取れない上に買い物すら出来ないのなら、最悪の場合熱中症になります。

加えて、警察官の仕事には被疑者等の制圧があります。

それがいつ来るかなんて予想する事は不可能です。

もしコンビニに行く事すら許されないんだったら、空腹で力が入らない状態で制圧を求められる事になります。

結果、警察官の負傷という最悪の結果になる事は容易に想像出来ます

ですので、「予め食料等を準備しておけよ」という批判は、警察官の業務内容を想像出来ない頭の弱い人間が考える程度の批判です

規律が緩んでしまうのでは?

規律が緩むも何も、そもそもコンビニで買い物をする事は禁止されていません。

禁止されていない行動を取る事で何故規律が緩むんでしょうか?

むしろ、防犯対策の為に警察官がコンビニに来てくれる事は店舗側からしても歓迎な訳です。

もし嫌なら入店拒否される筈ですから。

でも実際入店拒否された経験は一度もありません

だとしたら、警察官がコンビニで買い物をする事に妥当性は認められますし、規律が緩んでしまう根拠はありません。

最後に

私個人の意見としては、警察官というだけでコンビニを利用する事に批判的な意見がある事自体おかしいと思います。

何度も申し上げていますが、想像力の働かない一部の馬鹿の意見だと思っています。

まぁ、こういう意見を言う人って警察の仕事が楽だと決めつけているので仕方ないですが。

ちなみに私は警察官時代に何度もコンビニを利用してきました。

ですが、一度も一般人から注意された事はありません。

むしろ、コンビニの店員さんから、
「いつもお疲れ様です」
と労いの言葉を掛けてくれる事も多々ありました。

これこそが、警察官がコンビニで買い物をするメリットだと私は思います。

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この記事を書いた人

元警察官。警察組織の内情や、
理不尽な労働環境で消耗しないための考え方を発信しています。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 私がコンビニのオーナーなら、警察官、自衛隊の制服のままの入店、お断りにします。
    理由は武器を所持してるからです。偽物の判別に労力を割けないです。
    着替えて、拳銃を置いてからご来店ください。

    お店のオーナー、経営者の立場になって考えてください。
    土地、建物を莫大な借金と引き換えに所有して、従業員、アルバイトの安全を預かる側です。
    入ってきたのは拳銃を所持した、警察の格好をした、正体のわからない人間です。
    たまたま居合わせたお客も同じ心配をするかもしれませんね。
    ここまで言えばわかるのではないでしょうか?

    • オーナーがそういった考えなら「もう来ないでください」と言えば良いだけです。
      入店拒否は署内で共有しますので、わざわざ該当店舗を利用する事はありません。
      実際そういう店舗ありましたから。

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