タメ口警察官が多い理由はこれです。

職質動画や警察24時で警察官が明らかに目上の人間に対してタメ口で話をしている姿が散見されます。
実際、私の職場にも高校卒業したばかりのガキが現場や交通違反者に対してタメ口で話していました。
勿論私は注意しましたが、警察官って何故か偉そうな人が多いです。
国民が払っている税金で飯が食えている身分である以前に、社会人で初対面の人に向かってタメ口で話をしたら非常識です。
しかし、警察組織というのは非常識が常識になっている悪しき風習が確かにあります。
以下の記事では、何故警察官はタメ口で偉そうな人が多いのかを、元警察官の私が解説します。
タメ口警察官が多い理由
単純に、勘違いをしている
警察官は、日々犯罪者や交通違反者を検挙します。
そんな日常を続けていると、心のどこかで「自分は偉い存在」と勘違いをしてしまうのです。
幸い、私は体育会系上がりですので、年下であろうが年上であろうが初対面の人間に対しては敬語で話します。
場合によっては興奮して罵声を浴びせる時もありましたが。
特に、高卒ストレートで警察官になった人はこの傾向にあります。
大学生の場合、アルバイト等多少社会を経験してから警察官になりますので、ある程度一般常識を備えた状態であり、タメ口で話すような人は少ないです。
とは言っても、全然大卒とか関係なく偉そうな人も多いですが。
その反面、高卒ストレートで警察官になった人は一切社会経験を積む事なく警察官になります。
そして、年上の上司なんかは犯人や交通違反者に対して時にはタメ口で話す事もあります。
言葉で説明するのは難しいですが、ある程度歳の行っている警察官はタメ口が許されるシチュエーションって確かにあります。
ただ、高校卒業したばかりのガキは話が違います。
そんなガキは、年配の上司が市民にタメ口で話をしている姿を見て、「タメ口でもいいんだ」と勘違いをしてしまいます。
そして、現場や職質時に善良な一般市民に対してもタメ口で偉そうに話してしまうのです。
若い警察官だけでなく、他の30代、40代の警察官にしても同じです。
私はこのような無礼な警察官を沢山見てきました。
実際、私が自動車警ら隊勤務で後輩と職質した時、後輩が職質対象者に対して超上から偉そうに話をした事が原因で大揉めになった事もありました。
その時職質対象者が後輩に言った言葉が、
「他の会社に行ったら間違いなく潰されるぞ。」
というものです。
それを聞いた私は本当にその通りだなと思いました。
被疑者を脅す場面があるから
窃盗や暴行現場で、被疑者が白を切って否認している時、言葉を荒げて自白を取る事があります。
優しい口調で諭したところで認めないからです。
そして、その延長で善良な一般市民に対して高圧的な態度を示してしまう警察官もいます。
このような警察官と勤務すると本当に大変です。
例えば一時不停止の交通違反者の切符処理を行う場面があったとします。
というか実際にあったのですが。
通常、違反を認めさせて切符をきりたいと警察官は思うので、必要最小限の指導をした上で違反者が自認すれば、そのまま切符を作成し、納付書を渡して終了です。
交通違反処理をする上で必要なのは違反者の自認ですので、喧嘩になっても意味がありません。
しかし、先ほど挙げた高圧的な警察官と一緒に取り締まりをすると最悪です。
まず違反者に対する第一声目が、
「運転手さんどこ見て走っとんの?」
「あれ一時不停止だから」
「守れないんだったら免許返したら?」
です。
決して交通違反を許していいという訳ではありませんが、違反者の自認があってなんぼの取り締まりで、初めからそんな事言ってしまったら揉めるだけです。
案の定、こんなんですので毎回否認です。
否認と苦情のセットです。
一緒に勤務している私たちからしたら余分な業務が増えるだけですので、同じ警察官としても迷惑です。
ただ、最初から荒れた現場を対応する分には、こういうブチギレ警察官がいると楽です。
何故かというと、標的がブチギレ警察官に変わるので、他の警察官が当事者に対して優しく語りかけると、心を開いてくれるからです。
海外の取調べ方法で、被疑者から真相を聞き出す為に、敢えて態度の悪い警察官と優しい警察官を作り、優しい警察官にだけ信頼させる手法があります。
多分ブチギレ警察官はそんな事を考えていないと思いますが、彼の存在のお陰で自白を取れた事も何度かありました笑。
タメ口警察官にダメージを与える方法
警察官と言えど、初対面にも関わらず高圧的な態度でいきなり話しかけられたら腹が立ちます。
同じ警察官として見ている私もムカつきました。
そこで、警察官を辞めたからこそ言える、タメ口警察官に対して効果的にダメージを与える方法をお伝えします。
SNSに晒す
今の時代、警察官の職務執行映像は注目されます。
いわゆるバズるというやつです。
違法職質やヤクザ事務所の家宅捜査なんかもバズっていますよね。
それに乗じてタメ口警察官もSNSに上げてしまおうという訳です。
私も職務執行中の姿をSNSに勝手に載せられた事がありましたが、めちゃくちゃ嫌でした。
別に違法捜査をしていた訳ではないのですが、「もしかしたら上司から指導されるかも」とか色々な不安が残ります。
尚且つ、私はいつでも警察官を辞める覚悟でしたので、退職してもこの映像が残ってしまうのかと思ったのも不安要素でしたが。
そして、タメ口警察官が世に出れば間違いなく大ダメージです。
デジタルタトゥーとしてもそうですが、幹部からめちゃくちゃ叱られます。
一般市民からの苦情事案に対して警察は弱いです。
その弱みを利用したSNS戦略は有効的だと思います。
自分が逆の立場だったら、かなり反省すると思います。
警察本部又は公安委員会に直接苦情を入れる
先ほど説明した通り、警察は苦情に対してめちゃくちゃ弱いです。
ヤクザと同じで、警察は面子を気にします。
だからこそ、一人の苦情が大きな影響力を持った場合、イメージの失墜になる事があるので、苦情事案に対しては慎重に対応します。
実際、私も苦情を受けた事がありました。
それは、交通取り締まり方法です。
当時、私は交番の近くに横断歩道がありました。
結構歩行者が行き来する場所で、危険性もありましたので、交番の駐車場にパトカーを止めて取り締まりを行っていました。
すると一般人(苦情常習者)から、
「そんな所ばかりやらずに他の場所でもやれよ」
「サボってるんじゃないか」
と苦情が入りました。
確かに、交番の駐車場で取り締まりをしてノルマが達成できるなら楽じゃんとサボっていた事は否めません。
でも、実際に違反は多発していた訳で、正当な職務執行であったと今でも腑に落ちません。
しかし、幹部の考えは違いました。
その苦情を承諾し、金輪際交番駐車場で取り締まりを行うなと命令されました。
このように、くそしょうもない苦情でさえ仕事に支障が出るほど影響が出ます。
それが、個人名で苦情が入ればもっと面倒な事になります。
ですので、最強の攻撃方法は、苦情を入れる事尚且つ、SNSに晒す事です。
私自身、偉そうな警察官は嫌いですので、是非試して下さい。
まとめ
今回は、なぜタメ口で偉そうな警察官が多いのかを、自身の経験を元に解説しました。
実際、私の周りにも市民に対して偉そうな警察官は多かったです。
たかが公務員の分際で何を調子乗っているのか分かりませんが、職業柄勘違いをしてしまうものです。
このような警察官は私も大っ嫌いです。
ぜひ、苦情なり晒すなりして下さい。
きっと、反省すると思います。