警察は謝らない?【その訳を元警察官が教えます】

職質を受けたことのある人や交通違反で長時間拘束された人なら分かると思いますが、警察官は基本的に謝らないです。

実際、私も警察官時代に「俺の時間使ったんだから頭下げろよ」と一般人に叱られた経験があります。

それでも警察官は中々謝る事はしません。

その理由は、警察官が謝るという事は間違った職務執行をしていると認めているような物だからです。

その点を踏まえ、何故警察官は頑なに謝らないのかを解説します。

警察官が謝らない理由は3つ

警察官が謝らない理由は大体この三つの何れかです。

職務執行に対する謝罪はしない

警察官の仕事は全て法律に基づいて行なっています。

それは職質や交通違反検挙、犯人の逮捕全てです。

これらの職務執行を行なった事に対する謝罪をする事は、職務執行自体が違法な物だったと認める事になります。

そうなると、万が一一般人から揚げ足を取られた場合、
さっきお巡りさん謝ったじゃん
と痛いところを突かれてしまいます。

だからこそ、職務執行自体に対して謝罪する事は出来ないのです。

実際、私も職質した事について謝罪を求められた事があります。

その際の返答としては、
お時間を取らせてしまった事については申し訳ありません
と謝罪をさせてもらいました。

あくまで、職質した事について謝罪するのでは無く、適法な職務執行を行なった結果時間を取らせてしまった事について謝罪をしました。

単純に、プライドが高い警察官

私のような物腰の柔らかい優秀な警察官(冗談です笑)は、職務執行に対する謝罪は出来ないけれども、時間を取ってしまった事については謝罪します。

社会人としてというか、人として当然です。

しかし、残念な事に警察官の中にはプライドが高すぎて謝る事が出来ない人間もいます。

実際、私の上司にプライドが邪魔して謝れない幼稚な人がいました。

その上司と職質をすると、かなり高確率で苦情を貰います。

何故かというと、散々車内を物色しておいて全く謝らないからです。

普通、職質に協力してもらった人に対しては、
ご協力ありがとうございました
と謝意を述べるのが普通です。

しかし、このイカれ野郎は、職質が終わるなり、
怪しい物は無かったので、これで終わります
と一言だけ告げてさっさと帰ってしまうのです。

そりゃ散々時間使わせておいてこんな一言で片付けられりゃ誰だって怒ります。

なので、
ありがとうございましたの一言もねえのかよ
と毎回言われましたが、
正当な職務執行なので謝罪はしません
と返事するだけです。

こういう警察官は苦情を貰うだけでなく、普段から変わり者なので組織内からも煙たがられます

相手がどうしようもないクズの場合

上記の二つは、警察官の都合で謝らない状況を説明しました。

しかし、時には謝罪をする必要が無い場面もあります。

それは、相手がクソ人間の場合です。

警察官時代、様々なクズを対応してきましたが、中でも心底腹立ったのは補導したクソガキです。

奴らは、警察官を舐め腐っています。

私たちがクソガキを補導している状況を無断で撮影し始めて、
俺らの貴重な時間を取って謝罪はないのかよ?
と挑発される事もよくありました。

他にも、盗難の被害届を提出した被害者から、
お前ら警察官は税金泥棒だ。
何にも仕事してないんだから謝れよ
と言われた事もあります。

確かに、結果として犯人を捕まえる事が出来ていないんですから、被害者の立ち場からしたらそう言いたくなるのも分かります。

しかし、警察官だって一つ一つの事件犯人を追究する為に必死で捜査しています。

そんな中、事故中心的な考えだけで発言する奴に謝罪する必要はありません。

あいにく、客は神様だなんて全く思っていません。

謝罪しない警察官には苦情を

警察組織は、苦情に弱いです。

実際、私がいつも取締りポイントにしていた場所が、一人の苦情だけでその取締りポイントを以降使う事が出来なくなりました。

法律上、何も問題ないのにです。

それほど、クレームって意外とダメージを喰らいます。

ですので謝罪しない警察官に対しては、警察署なり本部に苦情を入れてください。

恐らくですが、その場で「苦情いれるからな」と告げるだけで明らかに態度が変わると思いますので、是非試してみて下さい。

まとめ

今回は、「警察官が謝らない理由」について解説しました。

私個人的には、警察官だからという理由で謝らない奴はクズだと思っています。

言ってしまえば、職質だって警察官の都合で人様の時間を使っている訳です。

それに対して何も悪い事をしていない人が警察官にキレるのも当然です。

謝らない警察官なら尚更です。

正直、警察官って常識無い人多いです。

こういう奴に対しては、さっさと苦情いれてやった方がいいです。

現場でキレるよりもそっちの方がよっぽどダメージを負わせる事が出来ます。

こちらの記事では、タメ口警察官が多い理由についても解説しています。

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