このご時世、警察組織が清廉潔白では無い事は周知されていると思います。
その大きな要因が昔から受け継がれている警察の悪き風習だと私は思います。
実際私が警察を辞めた理由もこれがかなり影響しています。
そこで今回は、これから警察官を目指そうとしている人に向けて、身をもって感じた警察の悪き風習を紹介します。
警察の悪き風習こそ私が辞めた理由
私は某県警で7年間勤め、退職しました。
特に不祥事を起こしたわけでも、辞めるよう勧められた訳でもありません。
ただ、定年までこの仕事をやりたく無いと思ったのです。
その理由が、独特な警察組織の性質です。
この記事で言う「悪き風習」ですね。
現在も警察官として勤めている方々はそれをストレスには感じていないのかもしれません。
ですが、私は息苦しくてたまりませんでした。
まぁ、「そんなこと言う位だったら最初からなるな」と言われたらその通りなんですが。
これからも警察官を目指す人は出てきますし、それと同時に私のように違和感を感じて辞める人もいると思います。
正直そんな事になる位だったら警察官として働く時間は無駄です。
なので、これから警察官を目指す方には是非この記事を読んだ上で、本当に警察官になりたいのか自問自答して頂きたいと思います。
私が感じた警察の悪き風習10選
警察人生で私が感じた悪き風習を全て書き出していると、ハリーポッター並の小説になってしまいます。
なので、この記事では特に違和感を感じた事を10点に絞って紹介したいと思います。
税金泥棒を放置している
最初に紹介するのが、税金泥棒のような警察官を放置している事です。
通常の会社で働くと、対価に対する成果を求められます。
成果に応じて対価が支払われると言った方が正しいかもしれません。
当然、仕事をサボってる奴なんかクビになりますよね。
会社にいてもらってもメリットが無いですから。
それが警察だと(公務員全般そう)、サボろうがなにしようがクビにはなりません。
本当に何もしないと能力不足で懲戒免職になる事はありますが。
若い警察官や、やる気のある警察官が休日返上で仕事に取り組んでいるのに、勤続年数が長いと言う理由だけでサボっている警察官の方が給料は高いです。
勢いのある幹部じゃ無いと、自分より階級は下だけど年齢が上な職員に対して強く指摘する事は出来ません。
それが現状です。
政治家の政治資金不正受給が問題になっていますけど、働かない警察官が血税を貰っている事も同じくらい問題だと個人的には思います。
「被害者の為」じゃなく「数字の為」
警察にノルマはありますし、それ自体悪い事だとは思いません。
むしろモチベーションになるのであった方が良いとさえ思います。
でも普通の会社員じゃ無いんですから、根底には被害者の為にという気持ちは必要だと思います。
というかそうでなければならないと思います。
勿論、本当に正義感が強くて被害者の為命を削って捜査に従事している素晴らしい人もいます。
一方私が感じた限りではそういった人は少ないです。
目的が被害者や犯罪撲滅では無く数字を追い求める事になっているんです。
恐らく実態を一般人に伝えられるかと問われたら、多分皆腰が引けると思います。
それは良く無い事だと分かっているから。
最近警察官の不祥事が目立つようになっていますが、本当に被害者を思って仕事するような人は、飲酒運転も痴漢もやらないです。
実際起きていると言う事は、そう言う事だと勝手に解釈しています。
無駄な時間が多い
私はどちらかと言うと、仕事もプライベートも充実させたいタイプです。
当然勤務中は仕事の事だけ考えて100%の力を注ぎます。
一方、一度きりの人生ですのでプライベートも充実させなければなりません。
ですので、業務が終わればすぐ帰宅して趣味だったり自己投資に時間を費やしたいと思っています。
ところが、当時の上司は勤務時間が終わっても一向に退勤しようとしません。
たまになら良いんですが、ほぼ毎日です。
そうなると、若手の私達が先に帰る訳にもいきません。
口には出されませんが、空気を読まず帰ると軽蔑の目線を向けられる事になります。
それ自体意味分からないんでけどね。
休日であろうが躊躇なく電話が掛かってくる
内勤(刑事課、生活安全課、交通課等)に入ると特に休日関係無く電話が掛かってきます。
呼び出しの連絡なら全然OKです。
ですが、別に翌日の出勤時に聞けば済むような事でも平気で電話してきます。
その度に気持ちを仕事モードに切り替えなければならないので、完全な休息を取ることが出来ません。
何をしていても電話が掛かってくる恐怖と戦わなければならないんです。
もうこれ少し鬱状態に入っていると思います。
これが自営業の立場だったら、勤務と休日の区別を付けないので割り切ることが出来ると思います。
でも私は起業者メンタルで生きていないので、とてもストレスに感じます。
若手に負担を押し付ける常識
個人的にはこれ結構問題だと思います。
それが、若手に押し付ければ良いでしょという考え方。
何度も言いますが、幹部であろうがおじさんであろうが、素晴らしい方はいます。
でもかなりの割合で、こう言った考え方を持っている警察官がいる事も事実。
確かに、そういう人達も昔上司から仕事を振られまくったんだと思います。
しかも時代柄大変だった事も想像は付きます。
とは言っても、貰っている給料は同じな訳です。
先ほども触れましたが、成果を出さなければ報酬が出ない事は常識です。
にも関わらず、
・階級が高いから
・年齢が上だから
と言ってサボるのは完全に税金泥棒ですよね。
その姿を一般人が見たら大激怒どころかデモが起きます。
こんな古臭い考え方を続けているから、若手警察官が病んで退職するんです。
実際そんな状況を目の当たりにしてきましたから。
圧倒的なパワハラを見て見ぬふり
近年パワハラやセクハラはタブーになりました。
勿論警察組織においても執拗にパワハラ教養を受講した記憶があります。
にも関わらず、未だに警察にパワハラはあります。
それ自体が問題なのは当たり前ですが、目の前でパワハラが起きているのに誰一人声を上げない状況が実際あるんです。
当事者が幹部だったり退職間際のクソジジイの場合は特に。
一応、それを目撃していた人達は、

あれは流石に酷すぎる

あんな奴幹部としてふさわしく無い
等の感想は同僚同士で言い合います。
でも告発した結果自身に不利益を被る事が怖くてみなさん見て見ぬ振りです。
こんなしょうもない事しているから、警察官の自殺は無くならないですし、離職率が高いんだと私は思います。
一般人に対する態度が悪すぎる
このご時世、職質動画が流出しまくっていますから言わなくてもわかると思いますが、態度が悪い警察官マジで多いです。
確かに業務の中には警察を舐め腐っている奴を相手にする事もあり、口調が悪くなってしまうのは仕方ないです。
でも何の罪も犯していない一般人に対しては紳士的な対応をすべきです。
ところが、つい先日まで高校生だったガキが警察官になった途端、赤の他人に対してタメ口をきくようになります。
特に職質は顕著です。
任意にも関わらず協力してくれている一般人に対して、
「俺らも仕事でやってるんだから早く終わらせようよ」
「あなたが協力してくれないから時間が掛かっているんです」
と挑発的な発言をするのは言語道断です。
でも実際こんなのザラに行われています。
警察学校で最もやるべき事は法律知識を身につける事や体力向上よりもモラル教養だと本気で思います。
この記事を読んでいる方だけは警察官になっても謙虚でいて下さい。
部下が上司に意見できない状況
これは警察のみならずどの組織でも起きえる事。
部下が上司に意見できない問題です。
普通に考えて、全ての上司が部下より優秀とは限りません。
ところが警察組織では階級と年齢が全てです。
幹部が黒を白と言ったら白になります。
こんな古臭い考え方をしているから、パワハラも無くならないですし国民からの信頼も得ることが出来ないんです。
例えば飲み会。
基本的に警察組織では上司からの誘いを断り続けたら「ノリの悪い奴」認定されます。
それが業務に支障を及ぼす事は明白です。
でもこのご時世、仕事とプライベートを切り離す考え方が広まりつつあります。
私も同じ考えで、行きたくも無い飲み会の為に時間と金を浪費するのは本当に無駄だと思います。
残業、休日出勤が美学
私は上司から度々、
「警察官なら残業して当たり前」
「休日出勤する奴は上から好かれる」
「プライベートなんて捨てろ」
と言った意味不明な有難いお言葉を頂戴する事がありました。
当然、私は無駄に残業する事も休日出勤する事も絶対やりませんでした。
一方、夜遅くまで一生懸命仕事をしているフリをしている人は沢山います。
この状況こそが、「残業や休日出勤が美学」の顕著な姿だと思います。
少なくとも、プライベートを充実させたい人には警察官はお勧めしません。
番外編
ここまでは、警察組織に蔓延る悪しき風習について紹介しました。
私も今パソコンで入力しながら思ったのは、考え方が古すぎると言う事。
そしてこう言った風習は次の世代へ受け継がれていきます。
その結果が現在の離職率が顕著に物語っています。
次は、番外編として私が警察官として勤務する中で、変えた方が良いと思った事について紹介します。
当直勤務
交番であれ、内勤であれ避けては通れないのが当直勤務。

簡単に言うと、24時間丸々勤務する体制の事です。
これがマジで身体に悪い。
一応仮眠時間はありますが、よっぽど暇な警察署以外は十分な仮眠をとる事が出来ません。
私も深夜パトカーを運転していて事故りそうになった経験が何度もあります。
公用車事故って皆さんが思っているより頻繁に発生しているんですが、私は原因の一つとして睡眠不足があると思っています。
普通に考えて、全く寝ていないのに夜の2時3時に完全な安全運転が出来る訳ありません。
加えて、頭が回らないので捜査報告書も誤字脱字が目立つようになります。
あと警察官続けて分かった事が、人によって必要な睡眠時間が異なると言う事。
例えばつい先日警察学校を卒業したばかりの若者は1日くらい寝なくてもフル稼働できます。
私もそうでした。
しかし、一緒に勤務している年配警察官を見てみるとめちゃくちゃ辛そうです。
今にもあの世行きそうな顔しています。
そして年齢が同じであっても必要な睡眠時間はバラバラです。
私はどちらかと言うとしっかり寝ないと勝手にシャットダウンするタイプです。
しかし、同い年の同僚はどれだけ遅い時間でもめちゃ元気です。
このように、人によって必要な睡眠時間は異なります。
なので、不必要な自己を防ぐためにも、当直勤務は無くした方が良いと思います。
柔道剣道の訓練機会の減少
警察学校に入ると、柔道か剣道を選び、卒業までに段を取る事が必須になっています。
ほぼ毎日練習するので、短い入校期間中でもそれなりに上達します。
更に、全員逮捕術という防具を被って殴り合う練習も行います。
ですので、警察学校卒業時は皆ある程度の戦闘能力を持っています。
ところが、卒業後は定期的に訓練する機会は減ります。
加えて警察官の勤務は身体を蝕みますので、体力も急激に落ちていきます。
結果、弱い警察官の誕生です。
そうなると、荒れた現場で使い物にならないし、覇気のある人に立ち向かっていく勇気も出てきません。
ですので、時間的に厳しいのは分かりますが、もっと訓練の時間を増やすべきだと思います。
それが自分の身を守る事に繋がりますから。
まとめ
これ総じて言える事ですけど、従業員数が多い企業には間違いなくパワハラはあります。
人それぞれ個性があって、全ての人が仲良くするなんて無理です。
中には人の尊厳を簡単に踏み躙る人もいます。
私はこの経験を通して、やりたくない事はやらない方が良いと痛感しました。
確かに安定は必要ですが、一番大事なのは自分自身です。
それが組織によって壊される位なら、いっそのこと退職して自分を大切にしてくれる仲間と仕事した方が例え給料は低くても充実します。
これから警察官を目指す人も、今回紹介したような負の面も勘案して進路を検討してみて下さい。

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