「安定しているから」という理由で警察官になると絶対後悔する理由。

警察官になる事を目標にしている方や、現職の警察官の9割以上が、

安定しているから警察官になりたい!

と思って警察官を志します。

当然採用試験の面接時に面接官から志望動機を聞かれた際は、

昔警察官に助けてもらって憧れているからです!

犯罪の無い社会に貢献したいからです!

等と、思っても無いような言葉を並べ立てます。

ぶっちゃけ過去の私もそうでした

ただ、安定性だけに惹かれて警察官という職業を選択してしまうと間違いなく後悔します。

そこで今回は、
✔︎「安定しているから」という理由で警察官になると後悔する理由
について、実際後悔した私が解説します。

目次

安定だけを動機にしたら後悔する理由6選

確かに警察官になれば金持ちになる事は出来ないけど会社が潰れる事もありませんし、極端にコミュ障じゃなければ結婚も出来ます。

つまり、世間一般的に言う普通の人生を過ごす事が可能です。

警察官に限らず、公務員になる人達ってこれに魅力を感じているんですよね。

それ自体に私は否定的ではありませんし、むしろ公務員がいるお陰で行政機関・司法機関が機能しているので感謝しています。

ですが、この安定だけに魅力を感じて警察官になるといつか必ず後悔します

これは実際警察官として7年間勤務していた私だからこそ言える事だと思いますし、今回お話しする事を警察官志望者は良く考えて職業選択をして欲しいと思います。

それでは、私が安定だけを動機にして警察官になると後悔する理由を6個ピックアップしましたのでご紹介します。

精神的・肉体的負担が掛かる業務が多い

最初に紹介するのが、これです。

私の場合肉体的よりも、精神的負担の方が多かったです。

精神的負担

精神的負担が掛かる業務の代表例と言えば、検視です。


検視については、こちらの動画で紹介していますので確認してみてください。

動画を見るのも面倒な方に説明しますと、
①孤独死等の通報が入る
②地域警察官と刑事課員で遺体の直腸温度測ったり死後経過時間等を確認
③必要があれば、司法解剖実施
という感じです。

この言葉だけを見れば、「大した事ねぇや」と思うかもしれません。

ですが、遺体って死後1ヶ月以上経過している場合もあります。

これは普段食う肉が腐った状態を想像して貰えば分かると思います。

そう、異臭が半端なくて脂肪が溶けてウジ虫が沸いています

その遺体を触りまくったり見まくったりしなければならないのが検視です。

本当にグロ耐性の無い若手警察官は、現場で吐いてしまう程です。

肉体的負担

肉体的負担の代表例と言えば、不眠不休長時間労働です。

地域警察官であれば当直勤務ですので、現場が続けば24時間以上常に働き続ける事なんてザラにあります。

運良くクソ田舎の超暇な交番に配属されたら天国なんですけど、私のように意味わからん位毎日喧嘩や窃盗、酔っ払いが発生する繁華街に配属されたら地獄です。

一応仮眠時間もありますし、当直長が良い人だと署員の負担をなるべく軽くする為早め早めに交代させてくれるんですが、それでも事案が多ければ寝る時間なんてありません。

ちなみに私が新人の交番時代には、4当直連続深夜に逮捕事案が発生して当直のみならず非番休日も出勤して捜査書類に追われた事もありました。

ですので、甘い気持ちで警察官になると後悔します。

そんなに給料高く無いぜ?


皆さん勘違いしているかもしれませんけど、地方警察官の給料ってそこまで高く無いですよ?

私の場合、警察官7年目時の年収は500万ちょっとでした。

もしかしたら、

それだけ貰えれば十分だろ!


と思われるかもしれません。

でも考えてみてください。

今治安が悪くなっている日本で警察官をやると言う事は、いつ死んでもおかしく無い訳です。

実際何の罪も無い警察官が襲撃されて殉職した事案もあります。

殉職しなくても、報道されないだけで事案対応中に負傷する事だってあります。

そりゃ警察官の仕事ってトラブルが発生している場所に自ら飛び込むので当然です。

そう考えると、警察官の給料は見合っていないと私は思います。

加えて、家賃補助やその他諸々の支援があったとしても結婚した場合、共働きしないと余裕のある生活を送るのなんて不可能です。

大抵の既婚警察官は共働きしているのが現状です。

仮に警察官辞めた場合、転職が難しい

これは実際私が経験している事ですので言えるんですが、警察官から他業種への転職は厳しいです

というか警察官辞めた時点で他業種しかありませんけどね。

何故かと言うと、警察官として身につけたスキルは警察でしか役に立たないからです。

勿論職質や取調べ等、人と話す機会の多い仕事ですのでコミュニケーション能力は身につきます。

この能力は今の社会には必要ですので、使えますし実際私も使えてます。

ですのがそれ以外の、
・捜査書類作成能力
・犯人制圧技術
・ドライビングスキル
・拳銃スキル
・擬律判断
等を他業種で応用するのは難しいです。

応用できる場所が無い訳ではありませんけど、業種は限られちゃいますよね。

で、安定だけを求めて警察官になる人は高確率で辞めますので、そうなると転職は厳しい戦いになる事が想像出来ます。

私も最初の転職でクソブラック企業に入って大変な思いしましたから。笑

行きたくもねぇ場所に異動させられる

警察官として働く上で必ずあるのが異動です。

地方警察官の場合は採用試験を受けた都道府県内での異動になりますが、国家公務員として警察官になればその範囲は全国になります。

私はこの異動がかなりストレスでした。

とは言っても、私自身は7年間しか警察官やっていないので警察学校卒業後の異動は一度だけでした。

それでも、共通の趣味で知り合った友人や交際相手と離れ離れになりましたし、職場環境もガラッと変わります。

特に環境の変化が苦手な私にとって、この異動が定年まで続くとなると不安で仕方ありません。

警察官を辞めた今、異動とは無縁の人生を歩める事に幸せを感じています。

結局、警察の仕事が自分に合っているかなんて分からない

これは警察に限った事じゃ無いですけど、私はこれまでの人生を通して仕事選びは給料だけで選んではいけないと痛感しています。

だって選んだ仕事が自分に合っていて、楽しいと思えるかどうかなんて分からないじゃないですか?

もしそうじゃなければ定年まで続けるのって中々難しいですし、死んだ時絶対後悔します。

皆さんもこれまでの人生で熱中した事があると思います。

私の場合、今も趣味として続けているランニングです。

これって他人から見たらわざわざキツイ事を続けているキチガイにしか思えませんよね?

そういう方にランニングさせたとしても大抵三日坊主で終了です。

でも私にとってランニングは唯一のストレス発散方法であり、自分の成長が感じられる最高のスポーツです。

だからこそ体調が優れなかったり天候が悪かったとしても毎日続けられています。

仕事もこれと同じです。

基本的に社会人は5日間朝から晩まで仕事しますよね?

時間に換算したら一年で2500時間労働していると言われています。

これほどまでに莫大な時間を費やす作業を、好きじゃ無いのにやり続けるのって大変だと思いませんか?

そりゃ少し嫌な事があっただけでも辞めたくなるに決まっています。

安定だけを求めて警察官になるという事はそう言う事なんです。

自分が得意な事や好きな事を分析する事無く仕事を選んだ結果、もしかしたら奇跡的に転職に出会えるかもしれないですけどそうじゃ無い可能性の方が高いです。

実際私はそうじゃ無い方でしたので警察官辞めています。

ですので、ただ盲目的に「安定しているから」と言う理由だけで警察官になるのは絶対辞めた方が良いんです。

まとめ

今回は、安定だけを動機にして警察官になる事のリスクについてお話ししました。

私のみならず、少なからず現職の警察官も安定にメリットを感じて警察官という職業を選んでいます。

それ自体は全く悪い事じゃありませんし、安定も警察の魅力です。

ですが、そこだけで警察官になってしまうと必ず後悔します。

以上、安定を求めて警察官になった挙句中途半端な時期に辞めてしまった私からのアドバイスでした🫡

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この記事を書いた人

元警察官。警察組織の内情や、
理不尽な労働環境で消耗しないための考え方を発信しています。

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