正直、警察の仕事は激務です。この記事を読んで無理だと思うのなら警察官に向いていません。

皆さん警察の仕事は楽だと思いますか?

人数は沢山いるし、公務員なのでそう思われる方もいらっしゃると思います。

結論から申し上げると、普通に激務です

体力のない人間には到底務まりません。

それは交番勤務であろうが内勤であろうが同じです。

常にカレンダー通り休むなんて夢のまた夢です。

今回の記事では、警察官になりたいと思っている人に向けて、警察の仕事がどれだけ激務なのか解説します

目次

警察の仕事が激務だと言える理由〜地域警察官編〜

警察の仕事って大きく分けて地域警察官と内勤に分けられます。
地域警察官は、
・駐在所勤務
・交番勤務
・通信指令勤務

等で、内勤は、
・刑事課
・交通課
・生活安全課

等の事です。

それぞれ業務内容が大幅に異なるんですが、私の経験上どちらも激務である事には変わりありません。

まずは、警察学校を卒業したら必ず経験することになる交番勤務について、激務と言える理由を解説します。

一切仮眠が取れないなんてザラにある

交番勤務は24時間勤務です。

正確には、8時半より前に出勤して9〜10時に退勤するので平均25〜26時間勤務になります。

ちなみにこの勤務時間中に、5時間の仮眠時間が設けられています

さすがに24時間一睡もせず仕事をするのはキツイですからね。

ですが、この時間は確実に取れる訳でもありません

事案が立て続けに発生したり、仮眠時間前に逮捕事案が発生すれば当然完徹です。

私の場合はかなり事案数の多い警察署に配属され勤務していましたから、3当直に1回の頻度でこのような地獄が待っています。

正直、非番なんて寝る為だけにあるようなものでした
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どんなに嫌いな奴とも24時間一緒

交番勤務は、2〜3人ペア人組で行動します

現場対応も、交通違反取締もずっと一緒です。

このペアの事を警察用語で「相勤者」と呼ぶんですけど、相勤ガチャに外れると一貫の終わりです。

基本的に半年間は同じ相手と勤務する事になるからです

私も交番勤務で署内でも有名なパワハラ野郎と相勤になった事があるんですけど、地獄そのものです。

当然警察学校卒業して間もないですから、実務的な能力は劣っています。

なので分からない事があれば相勤者に相談するんですが、

お前そんな事も分からないのか。

早くお前とペア解消したいわ。


と、クソ鬱陶しい返答が返ってきます

なので私は分からない事があっても相勤者じゃなくて他の交番員に相談するようになりました。

署内でも奴はパワハラで有名でしたので、私が助けを求めたら皆さん手を差し伸べて下さいました。

このように、どんなに嫌な上司とペアになっても最低半年間は一緒に勤務しなければならない点も、激務と言えます。

事案対応しながら実績も上げなければならない

よく警察官に対して、

お前らは暇で良いよな。笑


と、何も知らない癖にバカにしてくる一般人がいます。

でも現実は違います

超田舎で事案数も少ない所属ならたっぷりある時間を使って実績を伸ばせば良いだけです。

しかし超忙しい警察署で勤務すると、マジで24時間じゃ足りないです

基本的に110番通報を連続して対応していますので、中々交番に戻る事が出来ません。

にも関わらず、切符や刑法犯検挙等のノルマを達成しなければなりません。

どう考えたって通常勤務時間中に同時並行でこれらを進める事なんて不可能です。

ですので私は当時、マジでやりたくなかったですけど非番や休日に交通課員と一緒に切符を切りに行ったり、刑事課員の着手に同行させてもらっていました

そうでもしないと若手なのに実績が足りないという最悪な状況が生まれてしまいます。

それは恥ですので、プライベートの時間を削って実績向上に努めていました
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検視の臭いがヤバすぎる

地域警察官が対応する事案の中で、検視という業務があります。

これは、独居老人が孤独死等した際に事件性の有無を刑事課員と共に判断するものです。

死後時間が経過していないご遺体だったらそこまで精神的ダメージはありません。

しかし、真夏の気温が高い時期に長期間放置されたようなご遺体は、生肉と同じで腐ります

そうなると当然身体中にウジ虫が沸きますし、肉がドロドロになってとんでもない悪臭を放ちます。

こんな事言ったら不謹慎かもしれませんが、最初に腐乱死体を取り扱った時は無意識に嘔吐しました

加えてほぼ肉が溶けているので見た目もかなり衝撃的です。

若手警察官は特に積極的に検視補助を求められますので、グロいのが苦手な方にとってはかなりキツイ業務だと思います。

睡眠不足でもパトカーを安全運転しなければならない

正直、交番勤務の警察官は勤務後半になると完全に寝不足です。

先ほど説明した通り、仮眠時間が取れないような当直勤務なら尚更です。

私も眠気に強い方じゃ無いので、毎当直白目を剥いて運転していました。笑

だからと言ってパトカーを運転している以上、周りから見られますし事故なんてどんな理由があろうと起こしてはなりません。

その点常に緊張感を持つ必要があるので、かなり肉体的精神的に疲弊します。

ここからは個人的意見ですが、当直勤務自体を廃止するかどんな理由があろうと仮眠時間をフルで休める対策を警察組織が真剣に考えた方がいいと思います。

皆さんが思っている以上に公用車事故って頻繁に発生しています。

恒常的な睡眠不足がその原因の一端を担っていると私は思います。

警察の仕事が激務だと言える理由〜内勤編〜

ここまで地域警察官について激務だと言える理由を解説しました。

ですが私の経験上、内勤の方がキツイです

よっぽど仕事に対して熱意が無い限りいつ潰れてもおかしくありません。

ちなみに私は薬物や銃器に関する犯罪を取り締まる刑事として、一年だけですが勤務していました。

その上で、内勤における大変だった事についてもご紹介します

取り扱う捜査書類が比べ物にならない

一応交番勤務時代も、逮捕事案があれば逮捕手続書や調書等の捜査資料は作る事があります。

警察学校卒業したばかりの時は覚えるのが大変で、作成にかなり時間を費やしていました。

とは言っても交番勤務レベルでは作成する書類って限られています

慣れて終えばそこまで難易度は高くありません

しかし、内勤に入ると今までやった事ないような捜査資料を沢山作らなければなりません。

加えて共犯事件や犯行形態が複雑な事件になると、更に必要な書類は膨大になります。

やってもやっても終わりません。

加えて最初の頃は訂正ばかりですので、心が折れます。

警察24時を観ると、大体張り込みして検挙するか職質して検挙するまでしか映像は流れません。

しかしその裏で100倍位の時間を費やして捜査書類を作成しているんです

勤務時間が長い

交番勤務も24時間勤務ですので、長時間労働と言えば長時間労働です。

でも当直を終えれば次の日は非番ですのでほぼ休日みたいなものです。

非番が終われば次の日は完全な休日です。

つまり、仕事が早く終われば1日勤務して2日休めるんです。

だからこそ、「交番勤務は楽だ」と言われる訳です。

一方内勤は毎日勤で、8時30分から17時15分までが定時となっています。

でも17時15分に退勤できる事なんてほぼ無いです。

少なくとも私は一度も定時で退勤した事無いです。

常に進行中の事件がありますから、仕事が終わるなんて状態は無かったです。

その為、大体夜8時〜9時位までは少なくとも仕事していました

忙しい時なんかは一端シャワー浴びる為に家戻って警察署に戻り仕事を続けるなんて事もありました
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宿直勤務がある

基本的には毎日勤なんですが、8日に1回宿直というものがあります

これは、定時を過ぎて警察署に内勤員がいなくなると、手薄になってしまうので、一部の内勤員が24時間警察署に残って事案対応をする業務です。

これがめちゃくちゃキツイんです。

特に刑事課員だった私は、事ある度に現場臨場していましたし、事件が発生すれば当然完徹です。

交番勤務と同じように宿直も仮眠時間が設けられているんですが、大体起こされます。

事案数の少ない警察署であればそんな事少ないかもしれませんが、私の場合かなり事案数の多い地域を管轄している警察署で勤務していたので、特に忙しかったです。

休日出勤や呼び出しが多い

交番勤務時代は、休日出勤や呼び出しはそこまで多く無いです。

ですが内勤に入った途端爆増しました

先ほど説明した通り、基本的に内勤は事件が溜まっている状態です。

しかも入ったばかりの時は効率的に業務を進められませんから、人より時間を掛けなければ終わりません。

その為私は、休日も出勤して捜査資料を作成していました

加えて突発的な大事件が発生すると、ほぼ間違いなく呼び出し決定です。

一応、「何かあったら呼び出すよー」と予め待機員としてその日毎に選ばれるので、そうなったら当然人員が足りなくなったら呼び出されます。

この場合は、ある程度覚悟しているので問題ありません。

しかし、稀にそれでも人員が不足する事があります

そうなると若手の内勤員は優先的に呼び出しを食らいます。

デート中やパチンコで確変入った瞬間に呼び出される事も実際ありました

まとめ

今回は、警察の仕事が激務であると言える理由について解説しました

交番勤務であれ内勤であれ、方向は違えどキツイ部分はあります。

その上で私は、拘束時間が長かったり精神的苦痛を伴う業務自体について、実はそこまで辛いと思いません

仕事において最も重要なのは、人間関係です。

腹割って話せる同僚や部下を大切にしてくれる上司ばかりの職場で仕事をする事が出来れば、どんなに大変な業務も乗り越えられます。

しかし、警察って毎回の異動が「上司ガチャ」によって労働環境が決定されます。

私が警察を辞めた理由の一つでもあります。

警察官と言えど、クソみたいな奴は本当にクソなので、毎日の勤務が嫌になります。

そんな思いする位だったら、給料が下がっても良いから好きな事を好きな仲間と出来る環境で仕事をしたいと思い、私は転職しました。

結果、紆余曲折あって今は超ホワイト企業で楽しく仕事が出来ています

本当に警察官になりたいと思っている方は、この記事を読んでも意思は変わらないと思います。

反対に、「そんな辛い思いするなら無理だ」と思う方は、酷な言い方かもしれないですけど多分向いていないです。

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この記事を書いた人

元警察官。警察組織の内情や、
理不尽な労働環境で消耗しないための考え方を発信しています。

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