私は警察官時代、
「隣人の騒音が迷惑」
といった内容の通報は沢山対応してきました。
警察への通報はその場凌ぎにはなりますが、実は警察に通報しても意味ないケースや、通報する事でリスクが生じる場合もあるんです。
以下の記事では、
・通報しても意味ないケース
・通報によって生じるリスク
・効果のある解決策
について解説します。
警察に通報しても意味ないケース
隣人の騒音によって迷惑を受けている方は、
「警察に通報すればなんとかしてくれる」
と希望を持って通報します。
ですが、全ての事案で解決が可能な訳ではありません。
例外的に警察官が行為者に指導をしたとしても何の効果も無い場合があるんです。
それがどういう状況なのか、紹介します。
行為者が知的障害者の場合
最初に紹介するのが、
「行為者が知的障害を患っている場合」
です。
※障害者を差別している訳では無く、自身の経験からありのままを伝えているだけですのでご了承下さい。
騒音苦情は、
・外国人
・室外機等の機械音
・タイピング音等の生活音
・通報者自体に問題がある場合
が大半です。
正確なデータを持ち合わせている訳では無いですが、警察官時代の経験から言えます。
そして上記以外で、知的障害者が行為者の場合があります。
過去に対応したケースだと、
◯近隣住民が大声を出している
◯陶器が割れるような音が聞こえる
といった内容が多いです。
通報を受けた警察官は現場に臨場し、騒音を実際に確認できたら行為者に注意をするんですが、その行為者が知的障害者だと警察が指導したとしても意味がありません。
勿論、自傷他害の恐れは無いので保護する事も不可能です。
一応同居者にも警察から、
「今後騒音を気を付けるよう対策して下さい」
と念押しをしますが、原因が病気ですので対策のしようがありません。
ですので、行為者が精神病患者だと警察に通報しても意味が無いです。
行為者が外国人の場合
次に紹介するのが、
「行為者が外国人の場合」
です。

私自身警察官時代の経験から、外国人であってもめちゃくちゃ良い人がいる事も知っています。
なので基本的に「外国人だから」と人種民族を一括りにして批判する事は控えています。
一方、騒音苦情の行為者が在留外国人である事は多いです。
大抵の場合、企業が雇っている技能実習生が住んでいるアパートです。
私が対応したケースでは、
○外国人が大音量で音楽を流している
○バーベキューしている外国人がうるさい
◯室内でカラオケしている声が迷惑
といった通報が多かったです。
このような通報を受けた警察官は、当然行為者に対しても指導を行います。
ただ日本語が通じない事もありますし、わざと理解出来ないフリをしている奴もいます。
なので私は雇用責任者に対しても通報の事実を伝えていました。
にも関わらず、何度も同じ行為者に対する通報があるんです。
恐らくですけど、本人の価値観からしたら他人に迷惑をかけている自覚は無いです。
むしろ「こんな事で通報してくるなよ」と感じている位だと思います。
じゃなきゃ繰り返し通報を喰らう事なんて無いので。
ですので、何度通報しても改善が認められない場合、管理者に対して苦言を呈した方がいいです。
在留期限が切れていない限り警察が強制退去させる事は不可能ですから。
隣人の騒音を通報するリスクについて
当然、他人に迷惑を掛けないように暮らす事は常識です。
この常識を常人なら守って生活します。
一方で、非常識な人はそこら中にいます。
そいつらのせいで警察は無駄な税金を使って指導しに行っています。
ただ、場合によっては通報がリスクになる場合もあるんです。
そのリスクは、
①匿名通報したとしてもバレる可能性がある
②通報が原因で逆恨みされる可能性がある
の二つです。
それぞれについて詳しく解説します。
匿名通報したとしてもバレる可能性がある
一つ目のリスクは、
「匿名通報したとしてもバレる可能性がある事」
です。
騒音苦情の通報については、通報者の判断によって実名か匿名か選べます。
大抵の場合は関係悪化を恐れて匿名にする場合が多いです。
ですが、匿名にしたとしても行為者にバレてしまう可能性があります。
例えば、アパートの住民同士の場合。
通報を受けた行為者に対して警察官が通報内容を伝えるんですが、
とドンピシャで当てる事が結構あるんです。
だからと言って警察が正誤を言及する事は無いです。
ですがこの時点で行為者自身は通報者に対して確信を持っています。
結果、住民間の関係悪化は逃れません。
まぁ、通報している時点で通報者自身もそこらへんは覚悟していると思いますが。
通報によって逆恨みされる可能性
二つ目のリスクは、
「通報によって行為者から逆恨みされる可能性」
です。
北九州市のマックで通り魔的殺人事件が起きたように、些細な事がきっかけで人の命を殺める事ができる人間はいます。
そういった人間は問題行動が目立っている場合が多いです。
でも事件はまだ起こしていないから逮捕されていないだけ。
犯罪予備軍も含めるとかなりの人数だと思います。
そしてこういった人間は私を含め、どこにいるか分かりません。
騒音苦情で通報した行為者かもしれません。
そうなると、報復を受ける可能性も否めません。
と思われるかもしれませんがその通りなんです。
警察官時代には決して言えませんでしたが、例え騒音苦情の通報であっても相手を見極める能力は必要だと思っています。
ちなみにですが、私今アパートに住んでいて、警察によく通報する住人がいます。
私が行為者では無いにも関わらず通報者が分かってしまっている訳です。
という事は行為者自身はほぼ間違いなく通報者が誰か分かっています。
そして行為者がリミッターの外れている人間だった場合、犯罪行為を加えても不思議ではありません。
タラレバ話かもしれませんが、何事も最悪のケースを想定して行動する事が懸命です。
※決して騒音苦情で通報するなと言っている訳ではありませんのでご理解下さい。
実は通報者に問題がある場合もある
冒頭でも説明しましたが、騒音苦情の通報の中には通報者自身に問題がある場合があるんです。
例えば、
・幻覚幻聴症状がある
・認知症
の二つが挙げられます。
この場合、通報を受けて臨場しても騒音は認められず、通報者に話を聞いても要領を得ない回答しか返って来ません。
例えば、
・誰かが家の中に入って財布を盗んだ。
・ずっと誰かが話しかけてくる。
・〇〇さんが覗き見してくる
といった回答です。
その時点で今までの経験から知的に問題があると警察官は分かります。
こういった場合は同居人なり家族なりに連絡して様子を見ておくよう依頼します。
それ以外でも、
「音に過敏な人」
のケースもあります。
総じて言える事ですが、自身としては本当に被害を受けていると感じているんです。
なので何度も通報しますが改善する事も無いです。
正直言ってこれこそが警察の無駄遣いなんですが、どうしようもないのが課題です。
騒音の対策方法
ここまで、通報のデメリットや意味が無いケースについて解説していきました。
でも自身で出来る対策もあります。
ここでは、近隣ガチャに失敗された皆さんに対策方法をご紹介します。
耳栓を使う
一つ目に紹介する対策は、
「耳栓を使う事」
です。
私も普段デスクワークだったり勉強する時は耳栓使います。
100均でも売っているので警察学校時代はそういった安価な物使っていましたが、あまり遮音効果が無いのと耳の穴がめちゃくちゃ痛くなります。
なので、そこまで高級なやつを使う必要は無いですけど評価の高い耳栓をオススメします。
評価が高くて安価な物を貼っておきますので参考にして下さい。
遮音シート
次に紹介する対策は、
「遮音シート」
を使用する事です。
耳栓と比較して手間も掛かるし費用も高いです。
ですが、生活する上でずっと耳栓をするのも不便です。
なので、金銭的に余裕がある方は遮音シートがオススメです。
こちらも評価が高い物を貼っておきます。
管理人に相談(アパート・マンション)
瞬間的な騒音改善の為なら警察に通報するのが一番良いです。
ただ、反復継続して同じ行為者が騒音を出している場合に相談すべきは管理人です。
管理人には、住居者が快適に過ごせるよう努める義務があります。
当然住人から苦情があれば対応しなければなりません。
これは騒音も同じで、同じ住人に対して何度も苦情が出されている場合、強制退去も視野に入れて対策を行います。
なので、改善の見られない問題行動がある場合、管理人に対しする相談も検討して下さい。
最後に一言
ここまで、
・騒音苦情を警察に通報しても意味ないケース
・通報するデメリット
・自分でできる対策
について解説して来ました。
警察としてはできる事なんて注意する程度です。
刑事上の法律違反している訳では無いので。
通報して警察に対応してもらえばその場凌ぎにはなります。
ですが、通報に伴うリスクも考えて行動すべきです。
勿論他人の事を考えない行為者が100%悪いです。
とは言っても近隣ガチャに外れてしまった時点で何かしらの対策は講じなければなりません。
そこで先ほど紹介したような自分でも出来る事を検討してみて下さい。
→暴走族がうるさく警察に通報しても意味が無い理由

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