アナログ的な方法だけど未だに行われている万引き。
実際、私も警察官時代数えきれない程の万引き犯を検挙しました。
その中で、万引き被害に遭った店の従業員の対応のせいで検挙出来なかったものもあります。
悪気は無いんだと思いますが、前提知識が無いと捕まえる事が出来た筈の万引き犯を検挙出来ない場合があります。
そこで今回は、もし万引きを目撃したらやるべき事を、元警察官の私が解説します。
万引き犯を見つけたらやるべき事は5つ
私は警察官時代、国籍問わず沢山の万引き犯を検挙してきました。
その経験から、もし今後万引きを目撃したらやるべき事を客と従業員目線で紹介します。
盗んだ商品が何か観察する
大前提として、窃盗の成立要件として物を窃取する事が必要です。
万引きで言うと、店の商品です。
どこにあるどういう商品を盗んだのか見ていなければ話になりません。
例えば、本来商品を買い物かごに入れる筈が手提げカバンに入れた状況があれば、その瞬間を見逃さないようにして下さい。
それと同時に、カバンに入れた時間をメモできると最高です。
お客さんとして入店していた場合は、可能なら携帯電話から店に電話を掛け、
「商品をカバンに入れた怪しい人がいます」
と通報して下さい。
間違っても、商品をカバンに入れた瞬間に声を掛ける事だけは辞めて下さい。
犯人の特徴をメモする
もし後に犯人が逃走した場合、警察官が捜索する際に犯人の特徴が分かっていると発見に繋がります。
ですので、怪しい人物を目撃した時は、
・性別
・年齢
・身長
・服の色
・カバンの色
位はメモしておいて下さい。
レジで会計をするか確認
自分のカバンに商品を入れた時点で既に怪しいですが、もしかしたらレジで普通に会計をするかもしれません。
ですので、焦る事なくレジを通過するかどうかを見届けてください。
これは実際よくある事ですが、買い物かごに別の商品を入れて、盗んだ商品は会計せず買い物かごの商品だけ会計する悪どい奴もいます。
ですので、会計シーンは特に注意深く観察してください。
退店を確認
よくある間違いが、万引き犯が退店する前に声かけをしてしまう事です。
レジを通らなかった時点で一般的に考えれば万引きが成立したと思うかもしれません。
しかし、正式な万引き成立時点は、店のドアから外に出た時です。
この時に、店の占有から離れて万引きが確定します。
ですので、退店するまではじっと堪えて我慢してください。
そして、退店した瞬間に勇気がいるかもしれないですが、声かけをしてください。
もし声かけして犯人から押し倒されたり暴行を加えられたら事後強盗が成立します。
逃走方向・使用車両を確認
これも実際あった話ですが、犯人が自分より大柄で声を掛ける事が怖い場合があります。
そのような場合は、無理してまで声かけをする必要はありません。
だって店の商品なんかより自分の命の方が大事ですから。
ただ、それならそうでやっていただきたい事があります。
それは、逃走方向と使用車両の確認です。
その理由は、警察官の捜索に役立つからです。
もし犯人が車を使用していた場合、まずはナンバーを控えてください。
ちなみに、下4桁だけではダメです。
全てのナンバーを控えて下さい。
例えば、
「世田谷000れ0000」
というナンバーだったとすると、「」内全てを控えて下さい。
そうすると、警察の力で現在地と所有者情報を割り出す事が出来るので、確保まで時間の問題です。
ここまでやったら完璧です。
まとめ
今回は、万引き犯を見つけたらやってほしい事について、元警察官の私が紹介しました。
一番大事なのは、退店するまで声かけしない事です。
退店しないと万引きは成立しません。
警察官時代、退店前に焦って声かけをしたせいで、検挙に繋がらなかった事例が多々ありました。
犯人から「レジに行くつもりだった」と言われてしまったらおしまいです。
ですので、万が一万引きを目撃する事があったら、今回の記事でご紹介した5項目を実践してみて下さい。
現場に来た警察官から称賛されると思います。

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