結論から申し上げますが、高級住宅よりも貧乏そうな家の方が空き巣被害に遭いやすいです。
一番の理由は、警察に捕まる可能性が低いから。
警察官時代に侵入盗の現場は腐る程対応してきましたが、大体泣き寝入りするのは貧乏そうな家です。
「そんな事言ったって金ないんだからどうしようも無いじゃん」
と思われるかもしれません。
そこで今回の記事では、警察官時代の経験を踏まえてそう言える理由と金の掛からない防犯対策について解説していきます。
空き巣犯が貧乏そうな家を狙う理由
「金がなさそうな家に入っても意味ないじゃん」と思いますよね?
1パチ5スロ打つよりも4パチ20スロ打った方が勝った時のリターンは大きいですしね。笑
でも1パチや5スロはリターンこそ少なくてもリスクは抑える事が出来ます。

理論としては空き巣も同じで、防犯対策がされていない貧乏そうな家は警察に捕まるリスクが少ない分狙われやすい傾向にあります。
以下では、具体的な理由について触れていきます。
防犯意識が乏しい住宅街が狙われやすいから
私の経験上、防犯意識の高い高級住宅街よりも防犯意識の薄い住宅街が犯行に遭う確率が高いです。
その理由は言わなくても分かると思いますが、捕まりたくないからです。
自分が空き巣犯になった気持ちで考えてみてください。
他人の家の窓ガラスを割ったりドアをこじ開ける時に一番気にするのは、誰かに犯行状況を見られる事です。
見つかってしまえば通報され、最悪の場合刑務所行きです。
確かに高級住宅街で犯行を行えばリターンは大きいかもしれません。
でも『虎穴に入らずんば虎子を得ず』で、その代わり証拠を残す可能性も高くなります。
虎穴に防犯カメラやSECOMがめちゃくちゃ設置されていたら入る気も失せますよね。
なので空き巣犯は防犯意識が乏しい貧乏そうなを狙うわけです。
鍵が掛かっていない家を狙うから。
二つ目の理由は、侵入が容易な家屋を犯行対象にする傾向があるからです。
要は、鍵が掛かってなさそうな家です。

そして私の経験上、古民家が無施錠である傾向にあります。
田舎に住んでいる方なら分かると思いますが、古民家に住んでいる老人は鍵を掛けない事があります。
これは、
「こんな田舎に空き巣なんて入る訳ない」
「周りはみんないい人だから」
という性善説が引き起こす最悪な状況です。
空き巣犯にそんな性善説が働く訳ありません。
むしろ、格好の餌食です。
鍵が掛かっていない家を狙うメリットは侵入に時間を要しない点です。
基本的に空き巣の侵入方法は、無施錠箇所からとガラス割りです。

上記の資料を見て貰えば分かりますが、意外と鍵を掛けていない家が多く、その穴を突いた犯行が4割以上です。
という事は、施錠さえしておけば防げる犯行もあるという事。
私から言わせれば、鍵閉めていないのに被害を遭うなんて野菜の無人販売が盗まれる位当然なんです。
→無人販売で野菜が盗まれるのは当然です。
街灯やセンサーライト等が無いから

これは貧乏そうな家というより、田舎の家に共通する事です。
空き巣犯が最も嫌がる物は光と音です。
その理由は、「犯行を誰かに見られるかもしれない」という心理状況になる為です。
そりゃ人様の家に侵入しているのに馬鹿デカい足音がなったりや光で照らされたらビビりますよね。
そして街灯やセンサーライトが付いていない田舎の住宅街は光による防犯効果が発揮されません。
少なくとも犯行中の姿を照らされてバレる事は無いという事です。
結果として空き巣犯から犯行対象に選定されてしまう訳です。
私も警察官時代に空き巣被害は何件も対応してきました。
捜査の中で防犯カメラ映像を解析すると、未遂に終わったケースではセンサーライトに驚いて犯行を中止したものもありました。
それでも強行突破する輩がいることも事実ですが。
その位空き巣犯の心理としては犯行中に光に照らされることが嫌なんです。
防犯カメラを設置するのはハードルが高いかもしれませんが、センサーライトなら安価で設置できますので玄関前だけでも設置する事をお勧めします。
庭の草木が荒れている
貧乏そうな家が空き巣に遭いやすい最後の理由が、庭の草木が荒れている事です。

通常なら、世間体もある為敷地内の草が伸びていたら草刈りします。
ですが住人が高齢者の場合、若者のように定期的な草刈りは厳しいです。
よって、空き巣犯も庭が荒れた家を見つけると高齢者が住んでいる可能性が高いと判断します。
そして何故高齢者が居住する家屋が狙われるというと、
・最悪の場合制圧出来る
・屋内に現金や貴金属がある可能性がある
の二つの理由があるからです。
万が一、犯行が住人にバレてしまったとしても高齢者なら逃走が容易だと考えます。
加えて高齢者はタンス貯金をしていたり貴金属を持っている事が多いです。
実際高齢者宅の侵入盗現場に臨場し被害確認すると、タンス貯金してあった現金や高価貴金属が窃取されている事は珍しくありません。
こう言った理由から、庭木が荒れている事から連想する高齢者が居住する家屋が狙われやすいということです。
お金が無くても出来る効果的な防犯対策(総額1万円以下)
ここまで、貧乏そうな家でも意外と空き巣に狙われやすい理由を解説しました。
先ほど説明した通り、空き巣犯は防犯意識の低い家をターゲットにします。
警察も定期的に防犯対策を呼びかけていますが、
「私の家は大丈夫。」
「そんな事金かける必要は無い」
と言って中々普及しません。
最近闇バイトによる強盗殺人事件が多発しています。
調べてもらったら分かると思いますが、被害者の高齢者率は高いです。
この事からも、決して自分は大丈夫などと過信してはいけません。
確かに完璧な防犯対策をしようと思うとかなり金がかかります。
ですが、証拠保全よりも被害未然防止に重点を置いた防犯対策自体に費用はそこまで掛かりません。
そこでなるべく費用を抑えつつも効果的な防犯対策を紹介します。
完全施錠
一切費用が掛からないけど最も重要な防犯方法です。
侵入盗被害に遭った被害者から事情聴取をすると、
「鍵を掛けたか覚えていない」
「いつも鍵は掛けていない」
という回答が結構あります。
室内のガスや電気が消えているかどうかの確認は徹底しているのになんで施錠の確認はしないんだろうと毎回思います。
先ほど提示したデータの通り、侵入盗被害手口は無施錠が最も多いです。
という事は、施錠さえしておけば大半の被害は防げた可能性があります。
それさえ出来ていない人はこれから伝える他の防犯方法を試したって何の意味もありません。
今日からというか今から出来る事ですのでやってください。
ダミー防犯カメラ

次に紹介するのが、ダミーの防犯カメラです。
防犯意識の高い家を空き巣犯が嫌う事は先ほどから説明してきました。
その中で最も効果が高いのが防犯カメラです。
理由は単純で、身バレするから。
防犯カメラの本来的用途は証拠保全ですが、そもそも設置しているだけで被害を阻止する事が出来るんです。
と言う事は、録画機能が無くても効果を発揮すると言う事です。
しかも本物の防犯カメラに掛かる費用と比べたら微々たるものです。
ただし注意しなければならない事があります。
それは、あまりにも安価な物はダミーであると一目瞭然な事。
プロの空き巣犯なら一瞬で分かります。
なので、いくら費用を抑えたいと言っても効果の無い物を購入するのはお勧めしません。
私から見てもかなり本物に近いダミー防犯カメラを貼っておきます。
ちなみに設置すべき場所は、侵入口である
・玄関前
・窓ガラス付近
です。
そして一番大事なのはめちゃくちゃ分かりやすい場所に設置する事。
見えない場所に設置しても防犯効果はかなり薄くなります。
センサーライト
先ほど説明した通り、空き巣犯は光と音を嫌がります。
その心理を利用した防犯方法がセンサーライトです。
これは人や動物をセンサーが検知すると光を発する防犯グッズです。
光度は高ければ高いほど防犯効果は高くなります。
そしてセンサーライトに関しても、玄関前や窓ガラス付近に設置する事をお勧めします。
補助錠
次に紹介するのが、補助錠。
窓ガラスに付いている鍵とは別にもう一つ鍵を付ける防犯方法です。
あまり聞き馴染みが無いかもしれませんが、警察業界では防犯対策として一般的です。
先ほども説明しましたが、空き巣犯にとって侵入時に時間が掛かる事は最も避けたいです。
その理由は犯行状況が誰かに目撃されてしまうかもしれないから。
だから空き巣犯が嫌がる家=侵入しにくい家という訳です。
その点で効力を表すのが補助錠。
通常、空き巣犯は窓ガラスを割って外から中に手を入れて鍵を開けて侵入します。

私も安否確認の現場で完全施錠のお宅にどうしても入らなければならなかったから、空き巣犯みたいにガラスを割って侵入した事があります。
これやってみると分かるんですが、慣れていないと結構時間が掛かります。
加えてどれだけ気を遣っても馬鹿デカい音を立ててしまいます。
そこでこの補助錠をつける事で更に侵入を困難にさせます。
結果、窓ガラスは割ったものの犯行を諦めさせる効果が期待できます。
値段も安いのでマジでお勧めです。
窓に装着する防犯アラーム
次に紹介するのが、防犯アラームです。
これは窓ガラスに装着すると、外から衝撃を受けると馬鹿でかいアラームが鳴る防犯グッズです。
ぶっちゃけこれめちゃくちゃ効果的です。
先ほども説明した通り、空き巣犯も捕まりたく無いですから侵入する時も可能な限り音を消します。
そんな中、ハンマーでガラスを叩いた瞬間に、
「ブウィーーーーン!!!」
って爆音が急に流れたら小便ちびります。
恐らく相当なバカでも犯行を断念する事が殆どだと思います。
しかも、これが1000円位で購入が可能だという衝撃。
恥ずかしながら私警察官時代こんな物があるなんて知らなかったです。
だから被害者に対しても紹介する事が出来ませんでした。
警視庁のサイトを見ると補助錠とか防犯フィルムは対策として紹介されていますが、防犯アラームの事は触れていません。
私はむしろ、これこそサイトに載せるべきだと思っています。
ALSOK(アルソック)

やっぱり警察官目線でも、SECOMって防犯の観点で言うと完璧です。
まず、このロゴが貼ってあるだけで空き巣犯からしたら、
「うわ、ここSECOM入ってるやん」と思い、侵入を躊躇います。
それでも犯行を止めず、屋内に入ろうとした瞬間に緊急装置が発報して馬鹿でかいサイレンが鳴ります。
同時に、警察へ自動通報されるので警察官が被害者宅に緊急走行で向かいます。
加えてSECOMの警備員は365日24時間各地域営業所で待機しているので、警察官より早く現場へ急行してくれます。
これ裏話ですが、殆どの場合警察官よりも警備員の方が早く現場に到着しています。
実際、警備員が私人逮捕した後に私達が被疑者の身柄を引き受けた事もあります。
本気で防犯対策をする気があるならALSOKは入っておくべきです。
まとめ
今回の記事では、貧乏そうな家が空き巣犯に狙われる理由について解説しました。
総じて言える事が、防犯対策がされていない家屋は被害に遭いやすいという事。
空き巣犯もわざわざ証拠が残るような家に入ろうとしません。
だからこそ、少しでも防犯対策はしておくべきなんです。
まずは施錠を心掛けるところから始めて下さい。
それだけで十分効果はあります。

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