またまた警察学校生徒の不祥事が発覚しました。
今度は大阪府警の警察学校生20人以上が、店で飲酒していたとの事。
加えて成人していた学生は30人いたとの事で、計50人が関与しています。
しかも発覚した端緒が、飲酒した内の一人が教官にリークしたとの事。

いやいや、言わなければバレんかったでしょ!!
と、正直思いました。
処分は口頭注意のみ
今回未成年飲酒パーティーに参加した約50人の生徒に下された処分は、
口頭注意のみ。
これに対し世間は、
口頭で注意(笑)
Xから引用
ごめんで済むなら警察要らない。
法律を守らない警察官・・・
Xから引用
一般人を取り締まる資格無い。
と批判の声が集まっています。
確かに未成年飲酒って普通に考えて法律違反です。
法の番人と言われている警察官が法を犯したにも関わらず、処分が甘すぎると私も思います。
そこで今回は、
- 何故口頭注意で終わったのか
- 不祥事を起こした生徒の末路
- 警察学校生徒の不祥事が絶対無くならない理由
の三つについて、元警察官の私が解説していきます。
何故処分が口頭注意で済んだのか
先ほども申し上げた通り、未成年飲酒は立派な法律違反です。
将来法律に従って悪人を取り締まる筈の人間が法律違反をしたのに、口頭注意は甘すぎると世間一般的に思われるかもしれません。
ですが、強制退校になっていないのは二つの理由があると思っています。
それぞれ詳しく解説していきます。
未成年飲酒に罰則が無いから
実は、未成年喫煙や未成年飲酒って罰則がありません。
コンビニや飲食店で、
「未成年の飲酒・喫煙は法律違反です。」
「年齢確認をさせていただきます。」
というアナウンスが流れますよね?
あれは未成年飲酒を止める目的もありますが、一番の理由は未成年に酒やタバコの販売をしない為です。
もし売ってしまったら20歳未満の者の飲酒の禁止に関する法律に問われ、
・酒類提供禁止
・50万円以下の罰金
を命じられる可能性があります。
ですが、この法律には飲酒した側に対する罰則は明記されていません。
たからこそ、法律に基づいて今回の生徒達に対して「口頭注意」を行った可能性があります。

処分対象者が多すぎるから
今回の未成年飲酒者数は、20人。
同席していた生徒も含めたら計50人に上ります。
これだけの人数を退校処分にしてしまうと間違い無く府警としては大打撃です。
だからこそ、飲酒しただけだったら口頭注意で済ませようと思った可能性もあります。
しかし、元警察官の私でも分かりませんが、処分基準についてはある程度決められている筈です。
その基準で照らし合わせた時に、今回の口頭処分が妥当と判断したんでしょう。
今後について社会的反響の大きい生徒の不祥事に関しては、処分方法を改める事も必要だと感じました。
未成年飲酒した警察学校生の末路
実は、丁度3年前にも兵庫県警警察で同じような集団飲酒事件が発生しています。
兵庫県警察学校(芦屋市)で7月、未成年の初任科生が寮で飲酒や喫煙をしたとして、男女47人(階級はいずれも巡査・地方公務員法の条件付き採用期間中の扱い)が2~3か月間の謹慎処分を受けていたことが、兵庫県警への取材でわかった。生徒らは「軽い気持ちで飲んでしまった」「出来心があった」などと話している。
ラジオ関西トピックスから引用
ちなみにその時の処分は、2〜3ヶ月の謹慎処分。
まぁそれでも緩いとは思いますが、今回の口頭指導と比べたら思い処分になります。
ですので、もしかしたら今回の不祥事を起こした生徒達も同レベルの処分を受ける可能性もあります。
私も警察学校に10ヶ月間いたので分かりますが、2、3ヶ月の謹慎ってめちゃくちゃ辛いです。
土日に外出する事をモチベーションに生活しているので、それさえ出来ないとなると私だったら耐えられないかもしれません。
恐らく当時も謹慎処分に耐えられず依願退職した生徒も結構いたと予想できます。
話は脱線しましたが、こういった不祥事を犯した生徒に待ち受けるのはペナルティだけではありません。
今後の警察人生にも影響を及ぼす可能性があるんです。
卒業後、上司から馬鹿にされる。
私が所属していた県警でも、警察学校生徒が喫煙関係で不祥事が起こりました。
集団処分なんかは起きませんでしたが、組織内ではかなり話題になっていました。
勿論、行為者の名前も噂が噂を呼んで特定されている状況です。
なんとかそいつは警察学校を卒業したものの、配属先の警察署では「要注意人物」として取り扱われていたそうです。
警察学校での不祥事のみならず、流行りの不倫問題に関しても噂はすぐ広がります。
私はそういった人達を沢山見てきましたが、めちゃくちゃ肩身の狭い思いをして仕事しています。
ぶっちゃけ自業自得だとは思いますが、私も人間なので可哀想と思う部分もあります。
出世に響く
今回の未成年飲酒生徒に対する処分は、口頭注意。
実は、これも懲戒処分に入るんです。

懲戒処分には7つのグレードがこの表の通りあります。
そして、口頭注意は一番下の「戒告」に入ります。
正式な文書を読んだ事がある訳ではありませんが、懲戒処分を喰らうと昇進に影響があると言われています。
確かに、めちゃくちゃ優秀だけどいつまでも警部補っていう上司いました。
後々分かった事でしたが、その人不倫問題で処分食らって私がいた警察署に異動してきたそうです。
ですので、大なり小なり懲戒処分を食らったら出世に響く可能性はあります。
まだ現場に出ていない警察学校生ですが、もしかしたらこの不祥事によってある程度将来は決まってしまったのかもしれません。
今後も警察学校生による不祥事は無くならない
3年前の兵庫県警察学校や今回にしても、ほぼほぼ同じような不祥事が起きています。
その他にも度々報道されています。
私の完全個人的意見ですが、今後も警察学校生徒による不祥事は絶対無くなりません。
無くならないどころか増えていくんじゃ無いかと危惧しています。
そう思う理由は、
警察官の人手不足が進んでいるから。

このグラフでわかる通り、受験者数は極端に減っているのに採用人数はそこまで減っていません。
という事は、適正の無い志願者も採用せざるを得なくなります。
正に今そういった状況になっています。
恐らく近年の警察全体の不祥事によって劇的にイメージ回復する事は考えにくいです。
そうなると、今後も警察官人気は下がります。
でも警察官一人で抱えられる国民数は限られているので採用人数を減らす事は難しいです。
結果、問題を起こしかねない奴が組織に紛れ込んでくるので、不祥事は減らないという訳です。
ただし、今YouTubeで警察学校の密着動画やドラマが増えている影響で倍率が回復すれば、不祥事自体の数も減ると思います。
まとめ
今回の記事では、大阪府警警察学校での集団飲酒を取り上げました。
そもそも、本当にこれから一人前の警察官になろうとしている人間はこんな不祥事起こしません。
しかも税金で給料をもらっている訳ですので、それを払っている国民からしたら口頭注意なんかで許せないのも分かります。
ただ現状、警察官の人気低下は否めないので今後も不祥事は続くと私は思っています。
そうならない為にも、今の警察組織はPR活動を積極的に頑張ってもらいたいです。

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