飛び石はほぼ泣き寝入りです。【元警察官が実体験を元にその理由を解説します。】

私は警察官時代に様々な物損事故を受理してきました。

その中で、ほぼほぼ泣き寝入りするしか無いのが飛び石です。

しかも、あんな小さい石でもフロントガラスに当たればバキバキに割れます。

にも関わらず、例え相手が分かっていたとしても否認すればそれで通ってしまうのが現実です。

そこで今回は、飛び石が泣き寝入りするしか無い理由を実体験を元に解説します。

ドライブレコーダーに映らない

飛び石を食らった運転手の中に、

ドライブレコーダーが付いているから分かると思う。

と言って警察官に提出される方がいます。

私もそう言われてドラレコを確認した経験は何度もありますが、一度も飛び石が写った事はありません。

確かに、状況的に「コイツだろ!」という事はありました。

でも写っていなかったら犯人と断定する事は出来ないのです。

あまりに可哀想なのですが、それが現実です。

容疑者が否認したらそれで終わり

先ほど説明した通り、状況証拠で容疑車両を割り出せる場合はあります。

例えば、

対向車がすれ違った瞬間に石が当たる音がした。
前方車両しか周りに車が無い。

等の状況です。

このような場合、希望は薄いですけど警察官もナンバーから運転手を割り出して、認識の有無を聞きます。

ただ、聞いたところで認識なんてある訳ありません。

あったとしても、
自分がやりました。
なんて言わないです。

なので、状況証拠だけじゃ過失を問えないのです。

警察官も諦めている

元警察官だからこそ分かるんですが、飛び石は相手を特定する事がほぼ不可能です。

なので、飛び石物損で警察官が積極的に捜査する事は少ないです。

言い方悪いですけど、無駄な労力ですので。

ただ、器物損壊の場合は別です。

自家用車を駐車中に傷つけられた。

当時、草刈りしていた男性がいた。

という器物損壊の被害届を受理した事があります。

警察官の捜査によって被疑者を特定したら、実績になります。

なので、私も可能な限り捜査を尽くしました。

結果、被害車両に駐車監視機能付きドライブレコーダーが付いていた事もあって、草刈りジジイが犯人だと判明しました。

被害者と被疑者との示談の結果、被害届を取り下げることになりました。

このように、同じ飛び石でも受理形態によって警察官のやる気が変わるのが事実です。

飛び石事故で相手を特定出来たことは一度もない

私は警察官時代、飛び石事故は数えきれない位受理してきました。

先ほどご紹介した草刈りジジイを除いて、それらの飛び石事故の犯人を特定出来た事は一度もありません

ですので、飛び石はほぼほぼ泣き寝入り確定演出です。

という私も実は高速道路で飛び石がフロントガラスに当たった事があります。

最初は小さい穴だったのが、日が経つにつれてクソ長い亀裂になりました。

勿論、事故当時通報して警察に事故処理してもらいましたが、結局相手は判明せず。

何の過失も無いのに10万円の出費でした。

目次

まとめ

今回は、飛び石で車が傷ついたとしても泣き寝入りするしかない理由を解説しました。

先ほど紹介した通り、器物損壊事案として立ち上げた場合、被疑者を特定して修理費用を請求する事が出来ますが、極稀です。

殆どが泣き寝入りするしか無いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

元警察官。警察組織の内情や、
理不尽な労働環境で消耗しないための考え方を発信しています。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次